KEIKO KOMA

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更新日 2010-01-09 | 作成日 2008-03-30

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 父は京都へ行く事が大好きでした。
 
 私も10代の頃も、いだきをはじめてから京都でのコンサートの時も、父が歩いたであろう鴨川を見ると涙が込み上げてきます。父が亡くなった後に、私が京都から入院中の父に書いた葉書が出てきました。鴨川の風情が描かれている絵葉書で出したのでした。
 
 今回、京都での心模様作品展は、魂の導きと感じ、開催することになりました。父が何故あれ程までに京都へ行く事を喜んでいたのかをわかっていけるような気がしています。そして、私は、10代の頃何も知らず歩いていた京都の街が、今考えると、高句麗ゆかりの地と聞く所ばかりです。
 
 京都会館での、いだきしん先生のコンサート「高句麗」の時、赤い服を着た私の所にだけ、上から赤い光が降りている写真も最近みかけました。全てが今の為にと感じています。全ては今実る時と感じています。この実りの時は、
私個人の人生だけの事ではないのです。1300年、日本の地に生きてきた高句麗人の魂に出会える時と感じています。いいえ それ以前からも、高句麗人は日本に来ていたのですから、長い長い歴史の実りです。
明日から何がはじまっていくのか、胸がわくわくします。