KEIKO KOMA

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2008年12月16日発表


歴史の大ロマン「高句麗伝説」2

「高句麗伝説」は2001年1月11日からスタートしました。亡父は事の始めに一の日を選びました。亡くなったのも11月1日でした。1998年1月1日、静かな元旦、一人家の中で本を読んでいました。真冬であるにも関わらず小春日和で窓を開けると春風のような希望の香りを運ぶ風が吹いていました。心地良い風に吹かれながら、本のページをめくっていると、私は一枚の写真に釘付けになりました。強い衝撃が走り、心臓の鼓動は速くなり、胸が動きます。何が起こったかを認識も出来ないまま、私は胸の奥が揺り動かされ、なつかしさ、恋しさ、会いたい気持ちで胸が一杯になり、泣いてしまいました。心の奥から「ここへ行く」とはっきりとした意志が生まれました。心が落ち着き、ここは何処かと文字を追っていと、そこは五女山城でした。先祖高句麗発祥の地でした。私の魂は、源の地を知っていたのです。1998年5月、私は先祖高句麗の地を訪ね、中国、吉林省、遼寧省へと旅立ちました。五女山城にて身が裂かれる程の衝撃を受け、私は日本へ帰り着くまで胸の奥からこみ上げる涙が止まらず、号泣し続けました。悲しみと喜びが入り混じりながらも私は、永遠の愛を経験したことを後日わかりました。幼い頃より高句麗王直系子孫であることを忘れてはならないと父に言われ育ちました。愛を求め、真理を求め、永遠の世界で生きることをわかりたい一心で生きてきた人生でした。幼い頃より木や花、自然の生命のメッセージが聞こえ、詩を書くことが好きでした。人の内が素通しで見え、内面に受け継がれている運命までもみえてしまい苦しみました。真理をわからずに生きる日々は辛く、24才の死の淵にある時、いだきしん先生に出会いました。私の生命の内には先祖高句麗の歴史が受け継がれていました。いだきしん先生にお会いする中で、生命に受け継がれてきた生まれつきの運命が解明され、受け容れられ、解放されていきました。まるで歴史の巻物のように生まれついた私は、巻き物が解かれた先には真の自分があらわれました。真実がわかることにより真の自分もわかり、本音で生きる人生が始まりました。真の自分を活かし生きることにより、体が劇的に回復し、生命助かりました。真の自分で生き内面豊かで生き、人生は開かれました。子供達が生きられる社会、地球環境をつくっていきたい気持ちで1984年、いだきしん先生の開発された いだき講座を開催し、翌年いだきしん先生のコンサートを開催しました。私が経験したことを世界中の方々にご経験頂きたい気持ちではじめました。人間誰しもが生まれつきの運命を生きざるを得ない限界に苦しみ、抜け出していく道があることをわかれば、幸福な人生を生きられ、平和な世界も実現出来ると自らの経験でわかったからです。
 1998年5月、高句麗発祥の地を訪ね、6月高句麗最後の都のあった北朝鮮を訪ねました。檀君神話の生まれた白頭山にて平和な国創りの原点は美であることを教えられました。愛によってより美は生まれません。愛が全ての根源であることを、先祖高句麗の地を訪ね、体得しました。気概にあふれ新しいスタート地点に立てた7月、母が亡くなり、3ヶ月後、11月1日に父が亡くなりました。悲しみの淵にある時、いだきしん先生より高句麗の更にルーツを辿るというお話をお聞きし、私は、先を創る為に行くことを決めたのです。源を辿り、フェニキアの地レバノンへと導かれました。フェニキア9000年前の都ティールにて亡父の魂に出会い、美は永遠であることを教えられ永遠に生きる人生がはじまりました。偶然、干ばつによる飢餓で生命の危機に瀕する人の力になりたいと行きはじめたエチオピアは、人類最古の人骨が発掘された人類発祥の地でした。人類発祥の地まで導かれ辿り着き、「高句麗伝説」は完成しました。2000年のことです。「高句麗伝説」は私の人生に起こり経験したことを世界中の人にお伝え出来れば一人一人の人間が幸せに生きられ、世界も平和に成っていくと考え製作しました。
 2001年1月11日よりスタートし、2009年1月11日ラフォーレミュージアム六本木にて開催します「高句麗伝説」は115回目となります。日本各地で開催し、2005年8月26日、争いの絶えない中東の地に最も芸術性高く純粋な美をあらわす作品であると評価され、「高句麗伝説」こそが平和へと導くと選ばれ、レバノン、ティールにて初めての海外公演が実現しました。聴衆全てが涙を流し感動し総立ちになったのです。このことが翌朝の新聞のトップ記事に掲載されました。「愛、平和へ導く」というタイトルでした。私は、ティールの永久名誉市民となりました。続いて2006年はブルガリア、2007年は、シリア、ブルガリア、ルーマニア、マケドニア・オフリド、ビトラ、ヨルダン、中国(北京)と7回の海外公演が実現しました。2008年はアルメニアにて民族の心と言われる共和国広場にて聴衆2万人が感動したとの報告を受け、大成功となりました。11月、12月は、レバノンにて4回の詩のコンサートを開催しました。世界各地にて、言葉は違えども、魂は通ずることを毎回経験しています。感動の涙は、人間の心は一つであり、愛であることを語っています。「高句麗伝説」では、私の人生、高句麗代々の王の魂、世界各地にて受けた魂のメッセージを詩にあらわします。私の人生に起こったことは今、世界中の人に起こり得ることです。今は生まれつきの運命から解放され真の自分で生きられる時代です。一人一人が真の自分で輝き生きられる社会は平和な世界と宣し、世界の平和実現へ向けて世界各地で開催してきました。
 音楽と映像は、いだきしん先生の表現です。いだきしん先生は、過去、現在、未来という時間軸ではなく、未来からのメッセージを音楽、映像により表現されます。幸せに生きる未来、平和な世界を表現されます。聴衆お一人お一人の生命を感じ、受け容れ、交流し、生まれる愛、新しい世界を創造していく力を即興演奏にて表わします。お一人お一人の内から平和を創る力が生まれます。最も自分らしく、空間とひとつである心地良さに包まれ、生きる力があふれてきます。私は、意識によってはわかり合えぬ人間同士も、生命はひとつであることを体感し、生命のやさしいことに感動し、生きていく希望が生まれることをいつも経験させて戴いています。
 2008年10月18日、アルメニアでの「高句麗伝説」の時、いだきしん先生の演奏にて、夜空の更に向こうに開かれた無限なる世界を体感しました。私は宇宙の生まれる3段階前の世界と表現させて戴いていますが、何の境もない世界を体感し、真に平和実現への希望が生まれました。民族、国家、宗教の境は言うまでもなく、私にとってはこの世もあの世もない永遠の世界を生まれて初めて経験しました。これこそが、幼い時からずっと求めてきた世界であり、人間とは何かの答えでありました。新しい世界を創造していくことが現代抱えている多くの問題、課題の解決と考えます。
 永遠の世界で生きる私は、真に新しい生命を得、平和実現へと向かい生きる人生がスタートしまた。2009年は偶然にも「高句麗伝説」をスタートした1月11日に「高句麗伝説」を開催させて戴きます。高句麗の「高」は「天」、「麗」は「地上の美」をあらわします。天を地に実現する高句麗の精神は、8年経った今、宇宙の生まれる3段階前の世界で生きる精神と生まれ変わり、天と地もひとつ、この世もあの世もない無限なる世界で生きています。無限なる世界で生きる世界中の天をあらわす精神が今ひとつとなり新しい世界の中心とし輝き、平和な世界を創ろうとしている息吹を感じています。平和は、一人一人が真の自分を活かし輝き生き、実現していける時が訪れました。「高句麗伝説」にて真の自分に出会い、真の自分が生きられる世界を自ら創り出していくプロセスをご経験頂けましたら幸いです。一人一人が切り開いていく今までの人類史にない全く新しい時代を迎え、これからを生きる指針を見い出し、生きていく力にあふれる経験は、今の時代に最も必要であると考えます。真の平和の実現を目指し、1月10日、11日両日のコンサートを開催させて戴きます。


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1月10日、11日のコンサート開催にあたり
「一人一人の内的環境が状況を変えていく」

2008年5月12日に日本の新宿の地にて開催しました「高句麗伝説」は1年半も続くストライキによりゴーストタウン化してしまった厳しい状況に生きるレバノンのNPO高麗のスタッフの力になりたい気持ちで、インターネット中継しました。12日が近づいた4日前からベイルートは銃撃戦がはじまり、封鎖されました。いだき講座を受講しているNPO高麗のネメ・バダウィ氏は、自らの講座での経験をあるTV局の人に話し、5月12日の「高句麗伝説」がレバノンの厳しい状況を変え得ると伝えました。TV局の人は理解を示し、特別番組を組みました。NPO高麗のレバノン大学芸術学部教授であるガジ・カフージ氏は、ティールの実家に避難し、ティール市長にはたらきかけ、市長舎にてインターネット中継にてコンサートを経験されました。翌日ティール市長から、私達の心が確実に届きましたと喜びのメッセージが届きました。ティール市長は、2006年夏のイスラエル軍からの攻撃によりティールが破壊された時、ティールから離れずに避難してくる人々を助け、屈することはない意志を訴え続け、レバノンのヒーローと言われた方です。私のことは初めてお会いした時から娘と呼び、受け容れてくれました。TV局のニュースにて5月12日の「高句麗伝説」の模様は放送され、特別番組とし、2005年8月26日にティールにて開催された「高句麗伝説」が放映されました。その後レバノンは急激に変わり、1年半ぶりに大統領選が行なわれ、内閣が組閣されました。ネメ氏がTV局の人に伝えた通り、レバノンの状況が変わったのです。新しい世界を表現し作り出すことは世界に伝播することを日本にいる私達も目の当たりにし、一人一人の内的環境が社会を作っていることもよく理解しました。人間の内面は宇宙までも感じられます。何の境もない無限なる世界を感じ生きていく時に、未来を創造する力が生まれます。愛に満たされ、生きていることの喜びにあふれます。一人一人の内面が愛に満ちる時に、私達の取り巻く環境も変わります。状況を変えていく力は内面にあることを日々経験しています。新しい時代の新しい年が、真に良き年となります様にと願い、1月10日、11日の両日、いだきしんコンサート、「高句麗伝説」コンサートを開催させて戴きます。全てのコンサートは、いだきしん氏の表現であります映像、音楽により宇宙のはるか彼方の無限なる世界が表現されます。世にも稀なるイベントでございます。これからの人生が豊かに輝いて開かれていく出会いのコンサートに是非お越し頂けます様にと願い、心よりお待ち申し上げます。


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