KEIKO KOMA

| HOME | モハメド氏からのメッセージ |

mr.mohamed.JPG.jpeg

高麗恵子 様
いだきしん様

私の家族は日々皆さまが無事であり、日本の何の罪のない人々が傷つけられることなく自然と生命体として同調しておられることを祈っています。
今、世界はどこにむかおうとしているのか予想がつきません。世界中の人々は指針が見えず言葉を失っています。皆さまが世界に輝き、新しい社会、仕事、経済の仕組みを示し新たな世界で安定と繁栄を実現されることが求められています。これ以外には幸福もなく、障害のある人々は苦しみ続けるしかないのです。大変な不平等と生命の損失がまかり通っています。ちなみにエチオピアでは農業生産がおもわしくなく、コーヒーの価格も高騰し続けています 。
皆さま、ご家族の方々が健康であることを祈り、よろしくお伝えください。

モハメッド アブディ
NPO高麗エチオピア

updated/10th May 2011


mr.mohamed.JPG.jpeg


私も家族も全員で惨事を知り大きな衝撃を受けました。多くの悲しみを感じともにあります。このような望まれない事態が起き、すぐに電話をしましたが何度かけてもつながりませんでした。私は人類が真実を求めて生き、無駄をなくし、誇りを持って平和実現のために働かなければ根本的な解決にはならないと深く感じています。自分が生きるための基本である平和は家族、友人、社会、国そして世
界全体にとっても最重要なことであり、地上の豊かさや繁栄はわかちあうものなのです。このような時に不適切な発言かもしれませんがこのことを切実に感じます。犠牲になった方々には心からおくやみを申し上げます。きっとNPO高麗のメンバーの方々は災害にあった方々を助ける動きをされていること存じます。
私は皆さまの一員ですので昼夜眠れない悲しみにあります。なにとぞよろしくおねがいします。

モハメッド アブディ
NPO高麗エチオピア

updated/15th Mar. 2011


アフリカはどこに向かっているのでしょうか。

mr.mohamed.JPG.jpeg 世界的な危機状況にエチオピアはじめアフリカ諸国も大変な困難に直面しています。 基本的な食糧や日常の必需品の価格が高騰し、穀物、石油、ミルク、石鹸、砂糖、石油製品、建築資材などなどです。多くの人が常に問題が山積みされているなかで神の見えざる手は本当にあるのかしらと疑問に思っています。この宇宙の同じ地球にいる我々は宗教や人種の違いなどは些細なことでしかないのです。地球環境も人間によって不平等にまた不当に破壊、搾取されこれから生まれてくる子供たちをはじめ、今生きる人々、ご老人、植物や動物、太陽の日照システム、河川の流れ、気象、などなどがバランスを崩した地球の現状に苦悩しています。 今こそ世界中の大人が平和を愛する心で新しい世界秩序、世界のユニオン、経済の均衡がなされる時です。いまのままでは人類の繁栄はありません。世界のリーダーたる人々は自己の利害、自意識や表面的な名声を乗り越え模範を示す時です。 アフリカは常に悲劇が起きてきました。アフリカや中東の悲惨な状況を正面から向き合わなかったことが全世界をこのような状況にまでおとしてしまったということもできます。スーパーパワーの行ってきたことは歴史を通じて自己の利益のために他を搾取し、犠牲と血を流す惨事ばかりです。自然環境の変化や自然災害も人間のごうまんさに対しての自然からの警告とメッセージです。それは政治家、軍隊、国籍、国家、国土をとわず、本当の繁栄、威厳ある人生、全ての生命の尊厳、経済的価値のむなしさを伝えるものです。 エチオピアに関してはいくつかの見方があり、ある人は毎年経済成長7.4%という数字や建築プロジェクト25%増加などを繁栄のきざしとしますが実際にはほとんどのエチオピア国民の生活水準はあがっているわけではありません。むしろ物価高で生活ができずに海外に移住したりでかせぎに行った先や海の上で生命をなくす人、牢獄に入れられる人もあとをたちません。マスコミは良いことばかり報道しますが現実は違います。地価や建築費、生活費の高騰、失業率の高さなどで若い世代は未来に希望が持てず、ただいきるためになんでもする状態です。いつまでも外的な力にたよるのではなく、自ら自立し、真実を実現するために邁進すること以外に道は開けません。社会の中で本当の自己実現をすることに模範を示し人間の高い精神性を顕在化しつづけることです。この観点からIDAKI SHIN先生、高麗さんの生き方は未来への道を示してくれますので、エチオピアの将来の示唆もよろしくお願いいたします。

モハメッド アブディ
NPO高麗エチオピア

updated/12th Jan. 2011


NPO高麗の皆様へ

mr.mohamed.JPG.jpeg ジジガ州政府を訪ねた報告をさせて頂きます。ジジガ州の水道局は現在104名のスタッフがいます。そして幸運なことに局長には日本に研修に来たバユ氏が就任しました。ジジガ市およびその近郊には24の井戸がありさらに2つの井戸を計画中です。新設された水質試験ラボラトリーを視察し、技術者と話しをしました。NPO高麗から寄付された機器はすべて正常に、かつ日常的に活用されています。また緊急時の対応にも大変役立っていました。様々な状況に対応して政府各機関、現地NGO,大学、建設会社化学、物理、衛生学的な検査と情報提供を行っています。ラボラトリー新設にあったては独自の予算にて備品を購入し、また国連のUNHCRが15000USDの寄付があり、それによって日常的な検査のための薬品をアジスアベバで購入しています。そして現在、濁度メーターなどの追加機器の提供先を求めています。現在、ジジガ州水道局は様々なサービスを課金することをはじめました。水の供給によって政府関連団体や個人、企業に課金することをはじめ、様々な水質調査サービス(化学検査は1ブル、物理的調査には200ブル、生化学調査には200ブル)や個別に水道パイプの配管サービスを行っています。水の供給価格は下記のようになっており毎月の使用量をメーターで測って手書き請求書を発行していますが、効率が悪いので課金作業のコンピューター化も視野にいれています。

1 - 5 cubic meter  Birr 2.00
6 - 10  Birr 2.50
11- 20 Birr 2.75
21- 30  Birr 3.00
30  Birr 3.5

 水の供給は現在60%から62%であり今後さらなる井戸の増設が必要です。またクロラインをつかった滅菌がまったくなされていないのが将来への対応の急務です。全体的にはNPO高麗の寄贈機器はすばらしい成果を表し、ジジガ全体のサービス水質向上に役立っています。

モハメッド アブディ
NPO高麗エチオピア

updated/16th Oct 2009